<動作確認>

動作確認にはFX2に対応したCypressのデバイスドライバ、ツール(EZ-USBコントロールパネル)などをPCにインストールする必要があります。「カメレオンUSB」や「MINI EZ-USB」の時にインストールしたツールでも、EZ-USBコントロールパネルの上部のTargetで"FX2"が選択できるものであればそのまま使えます。古いバージョンの人は新しいものをインストールしてください。「カメレオンUSB」は新しいドライバ、ツールでも問題なく動作します。(Targetは"EZ-USB & FX"に変更する必要はあります。)

ダウンロードしてくるファイルはFX2用の開発キット(SDK)に含まれるソフトウエアで、Cypressのここのページのソフトウエアをダウンロードしてきます。

このソフトをインストール(OSはWin98,Me,2000,XPで動きます)した後、FX2ボードをPCに接続します。USB2.0のインターフェイスに接続するのが良いのですが、USB2.0の無いPCではUSB1.1に接続しても動作確認は行えます。

SDKにはbulkloopというサンプルが含まれており、これをFX2にダウンロードして動くことを確認します。SDKに含まれるbulkloopのHEXファイルは、SDK専用のボードで動くようにリンクされているため、リンクアドレスを変更してビルドする必要があります。リビルドしなおしたものをここ圧縮ファイル)に置いておきますので、こちらを使用してください。

PCに接続して、Windowsの「スタート->すべてプログラム->Cypress->USB->EZ-USB Control Panel」からEZ-USBのコントロールパネルを起動します。

こんな画面が出ればFX2がPCから認識されています。
画面上の中央の"Target"が"FX2"になっていることを確認してください。
そして、先ほどダウンロードしたbulkloop.hex(圧縮を解凍)を"Download"ボタンでFX2にダウンロードします。
ダウンロード完了後、"GetPipes"ボタンを押すとループバック用の4本のパイプが表示されるはずです。
これで、FX2のCPUを含め、正しく動作していることが確認できました。


更に完璧なテストをしたい人は、この状態でc:\cypress\usb\bin\bulkloop.exeを起動し、"Out Pipe"に"0"、"In Pipe"に"2"を入力して、"Start"ボタンを押してください。"Pass"の項目がカウントアップされ、"Errors"が"0"のままでしたらOKです。このテストは実際にPCからテストデータをパイプ0を使ってFX2に伝送し、FX2からパイプ2を使ってPCにデータ送り返す(ループバック)テストをするものです。データの誤りが無ければPassをカウントアップします。